日本の麦焼酎の発祥地と言われている長崎県壱岐市(壱岐島)でつくられる麦焼酎ブランドです。
壱峻島で伝統製法を守り、品質を担保し造られている麦焼酎だけが壱岐焼酎という地名を冠したブランドを名乗ることを許されています。原料に米麹1/3と大麦2/3を使用する壱岐独特の製法で、米麹を使用することによる天然の甘味とその豊潤な麦の香りが特長です。また、貯蔵熟成酒も多く、熟成らしいまろやかな味わいを醸し出しています。2021/3月現在、壱岐島では7つの蔵が壱岐焼酎を造っています。
壱岐島は福岡県博多市や佐賀県呼子市に近く、また朝鮮半島・中国大陸にも近い玄界灘に浮かぶ、海や山の幸に恵まれた緑豊かな島です。島は平地割合が高く、温暖な気候と水に恵まれていたので、古くから穀類づくりが盛んでした。場所柄、朝鮮半島・中国大陸と近く交易ルートにあった壱岐に中国からの蒸留方法が伝わり、それが壱岐の穀類づくりと結びつき、麦焼酎発祥と言われる壱岐独特の麦焼酎が生まれました。
壱岐の名産品と楽しむ壱岐焼酎
Enjoy with Iki's specialties
周りを海に囲まれた壱岐島。当然ながらおいしい魚介類には事欠きません。鮮魚はもちろんのこと、海女さんたちが獲る雲丹(ウニ)が名産品。濃厚のうまみを持つ獲れたての魚介類は、米麹の甘みと麦の香ばしさが感じられる壱岐焼酎にピッタリ合います。
また、もうひとつの壱岐島の名産品と言えば、壱岐牛。周りを海に囲まれた島ならではのミネラルたっぷりの栄養価の高い牧草を食べ、のんびりストレスなく育てられた壱岐牛は、出荷数は年間900頭程度の希少牛です。柔らかな肉質とコクのある脂質が評判。シンプルに焼いたステーキや焼き肉を、甘みがありながらスッキリとした壱岐焼酎と合わせれば、壱岐牛のうまみを存分に堪能することができます。