焼酎トピックス

topics07_tmb 第7回 ー東南アジアへも発信!ー

本格焼酎・泡盛試飲会、ハノイ・ホーチミンで開催

日本酒造組合中央会は、今年度の海外事業の一環として輸出促進に取組んできた。12月初旬、初めてベトナムで、JETRO(日本貿易振興機構)との共催で本格焼酎・泡盛をアピールする試飲会・セミナーを開催。延べ180人余りが参加した。

会場案内
会場案内

12月5日ハノイで、7日ホーチミンで酒販店、飲食店関係者等を対象にセミナーと試飲会を実施した。ベトナムは焼酎輸出額第6位(2011年焼酎甲類乙類合計)。近年アルコール飲料の売上げも顕著だ。今回のイベントは、まだ認知度が低い本格焼酎・泡盛を基礎知識から伝え、試飲してもらい、今後のPRの礎を築くものだ。
セミナーでは本会の濱田理事が、造りから飲み方にも自由性がある点などを講演した。参加者からは「まだ安いことが一番という国柄だ。ベトナム向けに安い本格焼酎・泡盛の商品を開発するつもりはないか」など、活発な質疑が相次いだ。姫野当ミッション団長は「真摯な質疑が出されたことはそれだけベトナムの人々の関心が高いということ。今後も本格焼酎・泡盛が良質なお酒だということを伝える基本姿勢を貫いていく」と語った。

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2013ホーチミンレポート

「本格焼酎・泡盛が日本の『國酒』であることをもっとPRしていってほしい」

ベトナム戦争が終結した1975年までは「サイゴン」だったホーチミン市は、人口約788万人(世界第35位)のベトナム最大の都市です。急速な経済成長により、フランス領であった面影を残しながらも高層ビルと外国企業の巨大看板が並び、バイクの音響くエネルギッシュな町へと変貌を遂げている。この街での初の本格焼酎&泡盛イベント。来場者の高い関心度で、試飲会は熱気溢れるものとなった。

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来場者インタビュー

ホーチミン料飲店探訪

ホーチミンで本格焼酎を取り揃え、 人気の日本食料飲店を取材しました。

WASABI JAPANESE  RESTAURANT

「和さび」外観
「和さび」外観

ホーチミン中心街北部の日本人街にある「和さび」は、9年前から営業する日本料理店としては草分け的なお店。メニューも全て日本料理。「ベトナムに惚込んで、奥さんもベトナム人」という店長の林旭さんに話を伺いました。

「ベトナムでは基本ビールです。焼酎を広めるには、『本格焼酎・泡盛は美味しくて健康に良い』ということをとにかく発信していくべきです。本格焼酎・泡盛の存在を知ってもらうことが大事です。
いきなりロックやお湯割りだとハードルが高いと思いますから、フルーツなどを入れて割る飲み方を提案するのが最初は良いと思います。個人的にはこれがお勧め」と出されたのは、小ぶりの青いベトナム産レモン。甘みが強く、フレッシュで焼酎の風味の邪魔にならず驚くほど相性が良いのです。
「これからベトナムはますます元気になっていきます。日本の素晴らしい文化である本格焼酎を是非伝えていきたい」と語りました。

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ホーチミン酒事情

ベトナムの酒事情に詳しい、ファミリマート の菊川氏に現地でお話を伺いました。

Family Mart General Manager 菊川昌彦氏
Family Mart General Manager
菊川昌彦氏

ベトナム人の「日本のもの」に対する興味は非常に強く、評価も高い。商品に日本語が書かれてあると売れます。料飲店も日本食が人気で、「スシBAR」という現地の寿司レストランは地元の人で予約待ち。ベトナムの物価は日本の4分の1、人件費は10分の1。そこのスシセット(800円ほど)はうちで10時間以上働かなければ食べられない値段です。
またベトナム人は、飲食することが大好きです。特にホーチミンは油っぽい料理が多く、それに合う本格焼酎・泡盛はホーチミンの人々にとっては受け入れやすいお酒だと思いますし、健康効果がアピールできる点も強いですね。

PRは、プロモーションが有効だと思います。日本の某ビール会社のビールが、いまや国民的ビールになっています。約8000人のキャンペンガールを大手スーパーやイベントなどに駐在させ、試飲させています。つい買ってしまうという男性客も多いです。うちの店でもイベントをすると、ぐっと売上げが上がります。地元の日本食レストランで試飲会を開催すれば、相乗効果が見込めると思います。
価格に関しても200mlのお試しボトルを低価格で売る、容量の大きなものにはおまけを付けるなど、やり方は色々あると思います。
風味、価格、健康効果、どれをとっても素晴らしいものを持っている本格焼酎・泡盛の未来は、明るいと思います。

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