アート・ギャラリーのオープニング・イベントで焼酎カクテル
マンハッタンのチェルシー地区の一角はギャラリーが立ち並ぶギャラリー街。それぞれのビルの中にはたくさんのギャラリーがあり、絵画やオブジェ、写真展など様々なアート展が開かれている。そのひとつ、ハイライン・ギャラリーでNY在住の写真家トーマス・カードさんの写真集「TOKYO ADDRED」のオープニング・レセプションが、東日本大震災から3年を迎える3月11日に行われ、約250人のアーティストやファッション・ビジネス関係者が訪れた。写真集は東京原宿のストリート・ファッションを身にまとった女の子たちがモデル。同日、NYの紀伊国屋書店ではサイン会も行われ、売り上げはセカンド・ハーベスト・ジャパンを通じて、東日本大震災の支援活動に寄付されるという。
ボトルのデザイナーのサラ・プレスさん(左)
ウィスキーより飲みやすいとにっこりエミー・クラップさん(右)
オープニング・レセプションでは、日本から焼酎を輸入販売しているNehan Spirits LLCが焼酎カクテルを、ニューヨークの日本食レストラン「スシサンバ」がニューヨーカーにも人気の創作すしを提供した。この日、カクテルでサービスされたのはNehan Spirits LLCが佐賀県の焼酎酒造会社と提携して米国向けに商品開発したアルコール度35度の麦焼酎。同社のジェシー・ファロウィッツさんは、「カクテルは私が考えたものもあるが、イベントではバーテンダーにも自由に創作してもらっている。今日は提供していないが、セロリとレモンジュースにオレンジ・ママレード・ジャムに焼酎を合わせたカクテルなんかもある」という。「ママレード・ジャムと焼酎?ですか?」となかなか日本人にはない発想があるので驚きだ。
会場で焼酎カクテルを作るバーテンダーのジョージ・ワタナベさんとテツオ・ハセガワさん
ギャラリーに集まったニューヨーカー、カクテルを片手に話も弾む
カルテル・バーの前には、たくさんの人が集まり大人気で次から次へとカクテルを注文。バーデンダーのジョージさんとテツオさんは休む間もなくカクテルを作っていた。同社のボトルをデザインしたサラ・プレスさんも会場に来ていたので話を聞いた。「リッカーストアーでも目立つように西洋と日本を合わせたモダンなデザインのボトルにした」という。ちなみにサラさんは焼酎はストレートで飲むのが好きだそうだ。
会場に来ていたエミー・クラップさんは「ニューフレーバーのカクテルね。私はウォッカよりも焼酎のカクテルの方が好き」。また、会場からは「バーボンやウィスキーなどは飲んだ時、舌がキックされるような強い味を感じるが、焼酎はソフトで飲みやすい」、「今日のカクテルは好きな味だわ。ドライでクリーンな味。マティーニに似ているかも」と言うこえもあった。
バーカウンターに集まるお客様
ロックを片手に、来場者