味わい彩辞

ajiwai03_tmb -第3回- うなぎ

今回は本格焼酎、泡盛に合う「うなぎ」を使ったレシピを紹介します。

万葉歌人の大伴家持が「夏痩せにうなぎがよい」という歌を詠んでいますが、一般的になったのは江戸後期頃からで、うなぎの蒲焼きは江戸発祥の料理で、すし、てんぷらなどとともに江戸を代表する食べ物となっています。
うなぎは、ビタミンA、Dが豊富です。また血中のコレステロール値を抑制するDHAやEPAを多く含み、動脈硬化などの生活習慣病も予防します。古くから滋養強壮の代名詞とされているのは、高い栄養価と夏バテを予防する効果が期待されるからなのです。

「うなぎの柳川風」

材料(2人分)

  • うなぎ蒲焼き1串
  • ごぼう1/2本
  • 1個
  • 小口ねぎ3、4本
  • 粉山椒好みの量

ごぼうは皮をこそいでささがきにして酢水にさらす。鍋に市販のつゆと水を合わせてごぼうに火を通す。うなぎの蒲焼きは2cm幅に切り、鍋に入れてひと煮立ちしたら卵を溶いて流し入れ、蓋をして火を止めて蒸らす。好みでねぎの小口切りをちらし、粉山椒をかける。

「うなとろそうめん」

材料(2人分)

  • うなぎ蒲焼き1串
  • 山芋100g
  • オクラ3本
  • 青じそ5、6枚
  • そうめん200g
  • めんつゆ160ml
  • うずらの卵2個

山芋はすりおろし、うなぎの蒲焼きは1.5cm幅に切る。オクラはさっとゆでて小口切りに。そうめんは好みの量をかためにゆでて流水でよく洗い、水気をしっかりときる。器にそうめんを移し、山芋、蒲焼き、オクラ、青じそのせん切りなどをのせて市販のそうめんつゆをかけ、うずらの卵を好みで入れる。

(食文家 ひらのあさか)

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