味わい彩辞

ajiwai16_tmb -第16回- 里芋

今回は本格焼酎、泡盛に合う「里芋」を使ったレシピを紹介します。

里芋は山でとれる山芋に対し、里でとれるので里芋と呼ばれ、縄文時代に渡来したといわれています。

カリウムがいも類の中でいちばん多く、高血圧の予防に効果的。たんぱく質やビタミンB群、ビタミンCなど栄養価が高く、しかも食物繊維が豊富で水分が多いため、低カロリーです。ぬめり成分のガラクタンは、脳の細胞を活性化させて、免疫力を高めるといわれています。

「里芋のそぼろ炒め煮」

材料(2人分)

  • 里芋約250g
  • ねぎの青い部分約20g
  • 鶏ひき肉70g
  • だし汁小さじ2
  • ごま油小さじ1
  • 白だし30ml

里芋はよく洗い、皮をむいて食べやすい大きさに切り、耐熱容器に入れてだし汁を少し入れて、電子レンジで4分程加熱する。ねぎの青い部分はみじん切りにする。鍋にごま油を熱して、鶏ひき肉、ねぎ、汁気をきった里芋の順に炒めて、市販の白だしに水を合わせて約250mlにして、落とし蓋をして汁気が少なくなるまで煮含める。

「里芋のチーズ明太子のせ」

材料(2人分)

  • 里芋約250g
  • 辛子明太子20g
  • クリームチーズ20g
  • 鶏ひき肉70g
  • ごま油小さじ1

辛子明太子はほぐしておく。クリームチーズは電子レンジで軽く溶かす程度に加熱して明太子と合わせる。里芋はよく洗い、皮をむいて輪切りにして、耐熱皿にのせてラップをして、串が通るくらいに4分加熱する。里芋が温かいうちに、チーズ明太子を好みの量をのせる。キリッと冷やしたグラスに氷を浮かべて麦焼酎を注ぎ、水を少々加えたちょい水割りといかがでしょうか。

(食文家 ひらのあさか)

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