味わい彩辞

ajiwai08_tmb -第8回- 玉ねぎ

今回は本格焼酎、泡盛に合う「玉ねぎ」を使ったレシピを紹介します。

中央アジア原産といわれる玉ねぎは、ねぎ類独特の香りの成分で涙が思わず出てしまう原因となる硫化アリルを含み、ビタミンB1の吸収を助けて、新陳代謝を活発にします。また、コレステロールの代謝を促して、血液サラサラ効果が期待でき、動脈硬化、高血圧、糖尿病、脳血栓などを予防します。生で食べるとより効果的です。この時期に出回る「新玉ねぎ」はやわらかで辛みも弱いので、生食に向いています。

「新玉ねぎの梅和え」

材料(2人分)

  • 梅干し小2個
  • 新玉ねぎ中1個
  • 貝割れ菜1/2パック
  • のり1枚
  • だし汁約60~70ml
  • 市販のぽんず約10~20ml

梅干しは種から外して包丁でたたき、だし汁でのばして、市販ぽんずを加えた和えころもをつくる。新玉ねぎは、薄切りにする。貝割れ菜は根元を切って洗い、半分に切る。のりは細く切っておく。
玉ねぎ、貝割れ菜と和えころもを合わせてよくかき混ぜて、のりも加えてよく和える。

「新玉ねぎと豚肉、豆腐の炒め煮」

材料(2人分)

  • 新玉ねぎ大1個
  • 豚薄切り肉100g
  • 木綿豆腐半丁
  • ごま油大さじ2
  • だし汁約70ml
  • 市販のめんつゆ約20~30ml

新玉ねぎは、縦半分に切ってから輪切りにする。豚薄切り肉はひと口大に切り、木綿豆腐を食べやすい大きさに切る。
フライパンにごま油を熱し、まず玉ねぎを炒め、しんなりしてきたら豚肉を加えてさらに炒める。だし汁と市販のつゆをかぶるくらいに加えて、豆腐もさっと火を通し、仕上げに水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。

(食文家 ひらのあさか)

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