第42回:焼酎と健康
糖分をほとんど含まないので太りにくい!!
焼酎は健康によいというイメージが強い。しかしその具体的根拠は知らない人が多いのではないか。先日このコラムで本格焼酎&泡盛には、飲むと血栓を溶かす効果があるので脳血栓の予防になると書いた。しかし本格焼酎&泡盛の優れている点は他にもたくさんある。
3年前の赤ワインブーム以来、善玉コレステロールが動脈硬化や心筋梗塞を防ぐ作用があるということは広く知れ渡った。本格焼酎にも赤ワイン同様にこの善玉コレステロールを増やすという働きがある。このことは何回かテレビの情報番組でも取り上げられているから記憶している人も多いことだろう。
また酔い覚め爽やかであるということも有名だ。これは焼酎のアルコール分はワインなど醸造酒に比べると早く分解されるからだ。その結果、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドが体内に残りにくくなっている。
もうひとつ大事なことがある。それはビールなどに比べると太りにくいということだ。そもそもアルコールのカロリーは、他の食品から摂るカロリーよりも早く燃焼される。その上、焼酎には糖分がほとんど含まれないので他の酒類よりも太りにくいのだ。しかし飲み過ぎればすべて水の泡。自分自身の適量をわきまえて飲みたいものである。