続 知ってる?本格焼酎のコト

第38回:本格焼酎と健康(6)

少々の本格焼酎は海外旅行のお供にぴったり

年末年始は仕事休みになるし、お酒を飲む機会も格段に増えます。酒飲みにとっては大変よい時期なのですが、仕事納めまでがむしゃらに働いた身体は相当に疲れているはずです。本当は十分な休息が必要なのに、今度はレジャーや大掃除、家族サービスと休む暇のないのがお父さんの実態ではないでしょうか。

楽しいことであっても身体に負荷のかかることは無意識のうちにストレスとなり、心臓に負担をかけていくといいます。そういうときに血液内に血栓が増えていると、脳梗塞・心筋梗塞の危険性も高まるのです。

こんなときこそ、本格焼酎の出番です。体内で血栓を溶かす酵素を活性化させる効果が、お酒の中でも一番高いからです。夜眠る前に一杯飲んでおけば、脳梗塞が発症することが多い魔の時間帯と言われる午前7時~10時の間には十分効き目が残っています。

年末年始で長時間飛行機に乗って海外旅行に出かける方は、エコノミークラス症候群を予防する上でも、前夜に本格焼酎を少々飲んでおきたいですね。小瓶にいれて携帯して、帰りも飛行機に乗る前に飲んでおけば、ぐっすりとよく眠れて身体にもよくて一石二鳥です。ただし、泥酔するほど飲んではいけないのは言うまでもありません。

酒文化研究所 狩野卓也(日刊ゲンダイ 12/23掲載)

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